父親は多趣味なのですが何でも中途半端にしてしまうような人で、いつも途中でやめてしまった趣味の物が家のなかに溢れていました。飽きてしまったものは譲り受けて処分していたのですが、そのなかで切手のコレクションを見つけ、もしかすると売れるのではないかという安易な気持ちで切手買取業者へ査定の依頼をすることにしました。さまざまな切手を五年ほど集めていたのですが、すぐに辞めてしまい、割りと保管状態は良かったのですが、コレクター歴が浅かったため、きちんと良い切手を集めることができているのか心配でしたが、査定の結果は納得できるもので、切手を買い取ってもらったことを言ったら父は後悔するだろうなと思うほどの値段でした。いつもは父親の趣味の処分に困っていましたが、今回ばかりは父に感謝です。切手のコレクションをしていてくれて良かったと、思いつつも、父はこの切手をいくらで購入したのだろうかという疑問も同時に生まれてしまいました。